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自然放射線と人工放射線

☆日常の放射線

人間を含む全ての生物は自然に存在する放射線に常に被ばくしています。宇宙から(宇宙線)、大気や建物から(ラドン等)、大地から(ラジウム等)、そして摂取した食品から(カリウム 40 等)放射線を受けています。航空機の利用時や高い山に登った場合は宇宙線の影 響が増加するので、東京ニューヨーク間を飛行機で往復すると 0.2 ミリシーベルトの放射 線を浴びる事になります。これらの「自然放射線」から受ける線量は、世界では年間 10ミリシー ベルトに達する地域もありますが、日本人の平均は年間 2.4ミリシーベルトです。自然放射線以外には、医療用放射線などの「人工放射線」があります。エックス線検診(胸 部 0.6 ミリシーベルト、胃バリウム検査 15 ミリシーベルト)や胸部CTスキャン(6.9ミリシーベルト) など医療用放射線からの医療被ばくの数値想像よりも高いのです。また食品からも放射線は放出されており野菜、肉類、海産物にも多く含まれています。

日常の生活と放射線

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▪️シーベルトとは

人間が放射線から受ける影響の度合いを表す単位。1シーベルトの1,000分の1が1ミリシーベルト

☆低線量放射線について

私たちは今まで、「放射線」はカラダに悪い、怖い、というイメージに縛られていました。ですが、長年様々な専門的な研究を経て、その可能性と有効性が見直されてきました。 多様な効果をもたらす放射線ホルミシスは、西洋医学、東洋医学を含む統合医療となりつつあります。

世界の研究により、自然放射線レベルの100万倍以下であれば、多くのDNAの修復がなされることが報告され、さらに自然放射線レベルの10万倍以下であれば100%パーフェクトにDNAの修復活動が行われるとの研究結果が発表されました。結果、目安となる放射線値は自然放射線の10万倍をいうことがわかりました。これにより、350ミリシーベルト以下の線量ではガンの過剰発生を示す証拠はなく、自然放射線(2~3ミリシーベルト)の100倍程度の低線量の定常的な全身照射が人体にとって最適な値であるとされています。

三朝温泉地域住民の疫学データ

三朝地区住民のガン死亡率

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三朝温泉は世界有数のラジウム含有量を誇る日本屈指の名湯です。 岡山大学医学部がこの三朝温泉のある鳥取県三朝町住民の約40年のガン死亡率のデータを調査した結果、三朝町住民のガン死亡率が極端に低いことがわかりました。その理由は土壌や岩盤から発生するラドンにありました。

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